「学童保育」拡充の陳情が市議会で採択されました
札幌市議会文教委員会で、2/26に学童保育連絡協議会が78,308の署名と共に提出していた陳情が採択されました。「民間学童保育の利用児童の登録対象を3年生から4年生に拡大する」「登録児童10人を下回った学童保育所にも年度内の助成を継続」の2つで、父母や学童保育の指導員が運動を進めてきたものです。
札幌には父母たちが共同で作った民間学童保育所と、児童会館に併設された児童クラブがあります(児童クラブは無料だが専任の指導員などがいない)。民間学童保育には、6年生までの児童や障害児も通所している所も多く、父母の保育料と市からの助成金で運営している所がほとんどです。市の助成は対象児童を3年生までしか認めていないため、長い間4年生以上も対象にと運動し、今回4年生まで拡大が認められました。上級生の壁がやっと打ち破られたのです。
また登録児童が10人以上いない学童保育所には助成がされないため、4月当初10人以上いても途中で人数が減ると市の助成金が打ち切られ、たちまち閉鎖に追い込まれるような学童保育所もありました。今回は少なくとも年度内の助成継続に道が開けました。
全国的には少子化にもかかわらず、働く親の増加もあり、学童保育への入所希望やニーズは高まっています。札幌市は学童保育を「保育」として正当に位置づけ、陳情内容の実施を具体化することが必要です。