高校の進路講演会に札幌ローカルユニオン「結」が招かれ講演
11月4日、商業高校の3年生を対象にした「進路講演会」に、札幌ローカルユニオン「結」が招かれ、湊栄市副委員長・木村俊二書記長が講演しました。
木村書記長は今の青年労働者がダブルワーク、トリプルワークでやっと生活していることや、ワーキングプアが増大している現状を報告。こうした中、今まで泣き寝入りをしていた非正規労働者がたたかいに立ち上がっていることを、ノーステックテレコムやつぼ八の例で紹介。職場では一人の労働者の力は弱く、労働組合に加入してこそ労使対等が実現できること、労働組合への加入や団体交渉権、団体行動権が憲法で認められていると説明しました。
国民・労働者、中小零細企業の経営者の中には偏見もあり、「組合は会社をつぶす」という人もいるが、労組は労働者の雇用や労働条件を守るだけでなく、企業の社会的責任を守らせる役割があると強調。ミートホープの例も示して、企業に消費者の安心安全を守る社会的使命を遂行させるためにも、労働組合の役割はますます重要になっていると話しました。
木村書記長は「公立高校でこのような話をさせていただいて貴重な経験でした。教職員の中でも格差と貧困、ワーキングプアの問題が教え子を通し関心事となっているようです」と語っています。
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