貧困をなくそう!生存権を考えるシンポジウム
「 生存権を考えるシンポジウム」が6月7日北大内で開かれ、200人近くが参加しました。
生活保護問題対策全国会議と生存権裁判を支援する北海道の会が共催で開催したもので、札幌市内だけでなく名寄、旭川、滝川、登別などからも参加がありました。
シンポに先立って、裁判をたたかっている原告の七尾さんと菊地さんが裁判に立ち上がった思いを訴えました。シンポジウムでは、岩田美香北大准教授が母子世帯の調査を紹介し、貧困の再生産について触れました。吉永純花園大学教授は生活保護裁判の意義と生活保護基準の意味について述べました。反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士は、多重債務と貧困の実態を紹介し、多重債務の解決だけでは貧困の解決ににならないと述べました。
会場からも積極的な発言があり、感想でも、シンポジストの話や、生活保護を受けた人の実際の話し、原告の話などを聞いて、今まで知らなかった貧困や生活保護問題を深く学ぶことができたという声が寄せられていました。