全道国保改善運動交流集会を開催
12月1日全道規模では初の「国保改善運動交流集会」が菊水ビルで開催され、全道から66人が参加しました。
今回は道生連・北商連・道民医連・建交労・道社保協・札幌社保協が実行委員会を結成して準備を進めてきました。集会には札幌をはじめ、釧路、厚岸、標茶、北見、函館、苫小牧、美唄、仁木、白老など遠方から地方議員の方も含めての参加で、各地の経験を学びました。
国保110番運動の20年が多くの市民の命を救ってきた
道生連の細川久美子副会長が、1987年以来続けてきた札幌の「国保110番」のたたかいの歴史と成果、今後の課題について記念講演を行いました。高すぎる国保料に対し、「払える保険料を払わせて」と始まった110番運動が、資格証明書による手遅れ死なども経験しながら、多くの市民の命を救ってきたこと、命綱としての国保をどう守り抜いていくか、全道に運動が広がっていくことで社会保障を守る道しるべになるのではないかと、熱を込めて語りました。
変化する国保制度−国保料を引き上げさせない、国保・介護・後期高齢者一体の運動を
問題提起にたった三浦誠一道生連会長は、08年から後期高齢者医療制度・特定健診の開始によって国保制度に大きな変化が起こること、それによる保険料の引き上げを許さないこと、国保・後期高齢者・介護保険を一体のものとして運動していくことの重要性を提起しました。その中で110番運動のような保険料・一部負担金の減免、分割納付・徴収猶予を活用した運動、資格証による手遅れ死を出さないことを強調。新しい局面として労働者に国保が増加していること、また、保険料の連帯納付義務、特別徴収(天引き)、国民年金保険料未納と国保との連動についても問題を提起しました。