pdfファイルを

 ご覧になるには、

 Acrobat Reader

 が必要です。

 

 
  

札幌社保協に関する

最新情報をお知らせします。

 

 

 

函館・中央社保学校で全国340人が熱心に学習

カテゴリー :札幌社保協ニュース   
投稿日 : 2006-09-19

 第34回中央社会保障学校が9月7日から9日まで、函館市湯の川温泉で行われ、全国全道から3日間のべで750人(実参加者数344人)が参加しました。札幌社保協関係からは30人以上が参加しました。

20060919_b.jpg  記念講演、3つの講座、4テーマの分科会や、公開フォーラム「自立支援法と障害者福祉」が行われ、社会の格差が広がる中、社会保障を守るための展望をおおいに学びあいました。
初日の記念講演では、山口二郎(北海道大学大学院教授)氏が「ポスト小泉改革と『構造改革』のゆくえ」と題して講演しました。「小泉内閣は盛んに『小さな政府』を強調するが、国民誰もそんなものをのぞんではいない。あらためて正義感・平等感を回復するための具体的な社会のイメージを共有して、人間が人間らしく生きるために力を合わせるとき」と強調しました。
  同日は続いて山家悠紀夫(暮らしと経済研究室主宰)氏の第1講座「『骨太方針2006』に見る財政問題」が行なわれました。
  2日目は、午前中に第2講座として「みんなで一緒に『貧しく』なろう−格差社会の現実」−フリージャーナリストの斉藤貴男氏の講演が行なわれました。
20060919_a.jpg  午後からは学校参加者と市民ら160人が参加し、公開フォーラムが行われました。障害者施設の職員ら4人のパネラーがそれぞれの立場から障害者自立支援法の問題について「働く意欲があっても障害者の働く場がない」「利用者負担が重すぎる」「障害程度区分が、実態を正しく反映するのか」など発言、フロアからも切実な声がだされました。
  最終日は渡辺 治一橋大学大学院教授による第3講座「改憲の背景と現局面」の講演が行なわれ、憲法改悪の現在の局面と、九条を守る運動の重要性を学びました。
  参加者からは、「新自由主義とは、響きはいいけれども中身はひどいものだということが改めてわかった。自分の生活と国の政治と戦争が、こんなに密接な関係にあるとは思わなかった」「久しぶりに思いっきり学んだ3日間だった」と感想が出されていました。


 

札幌社保協
TEL 011−823−0867 FAX 011−821−3701
〒003-0803 札幌市白石区菊水3条3丁目井上ビル
E-mail:s-syaho@kin-ikyo.or.jp

 

Copyright(c)2005 - 札幌市社会保障推進協議会 本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。